市長室にシャワー 市川市長「災害時に使用」 議会に調査特別委設置の動議

2021年3月2日 07時10分

市川市第一庁舎の市長室に設置されたユニットシャワー(市提供)

 市川市第一庁舎四階の市長室にユニットシャワーが設置され、市議会で一部市議から疑問視する質問があり、市はシャワーの写真を報道機関に公開した。一日の市議会では質問した市議らが、設置の経緯などを調べる調査特別委員会(百条委員会)を設置するための動議を提出。村越祐民市長は報道機関向けのコメントで、ユニットシャワー設置は「災害時に限って私や職員が使用するためのもの」と、万一の災害に備えて設けたと改めて説明した。
 ユニットシャワー設置の工事費は、給排水設備などを含め計約三百六十万円。二月二十六日の市議会代表質問・一般質問で設置は「妥当」とした村越市長は、答弁後に価格を自らインターネットで検索したとし、翌二十七日のツイッターに「当該シャワーユニットは税抜十八万八千円。調達のプロセスに問題がなかったか調査します」と書き込んだ。
 設置工事費は、第一庁舎建設時の執行差金・契約差金で賄われた。特別委設置を提案した市議は「市が調査するのではなく、客観的・独立的な立場から調査研究すべきだ」と強調した。
 市によると、市民らがメールで寄せる「市民の意見箱」には一日昼すぎまでに百数十件が寄せられ、多くが設置を批判する内容だったという。
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 村越市長は一日発表したコメントで、災害時には職員のほか市民にも開放することを想定していると説明。昨年十月の設置以来、これまで一度も使用していないとした。
 一昨年の台風被害の際には、多くの職員が市役所で二十四時間体制で勤務し、タオルで体を拭いて対応したと回想。「いつ地震や台風等の災害に見舞われるかわかりませんので、職員一同いつでも庁舎に詰め災害対応する心構え」と記している。 (保母哲)

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