山崎さん夫妻、ネットで支援募る 伊豆で「ゲストハウス」目指し まずはアウトドア店

2021年3月2日 07時17分

開店への準備作業をする山崎さん夫妻=いずれも伊豆市柏久保で

 大阪府から昨年、伊豆市に移住し自然体験ができるゲストハウス開業を目指す山崎翔悟さん(27)、和可奈さん(27)の夫婦が五月、併設するアウトドア用品販売店を先行して開店する。「伊豆の自然を愛する人たちと一緒に、店をつくりたい」と、インターネットのクラウドファンディング(CF)で開店支援金を募る。二日午後九時〜三十一日まで。 (渡辺陽太郎)
 二月下旬、伊豆箱根鉄道修善寺駅から徒歩一分弱の四階建てビル。一階の約五十平方メートルのスペースで、二人が壁を塗り、内装品を手作りするなど準備を進めていた。上階をゲストハウスにする計画だ。
 二人は大手のアウトドア用品販売会社に勤務、昨年二月に移住した。伊豆に来てからはあちこちの山に登った。その経験を生かし、店では厳選した登山用品を販売する計画だ。地元の素材を使った手作りの「クラフトコーラ」なども提供、客がじっくりと品物を選べるようにする。客との登山イベントも計画している。
 ゲストハウスは、市内に競技会場がある東京五輪・パラリンピックの開会前に開く予定だった。だが新型コロナウイルス禍で観光客が減り、大会は延期に。計画は狂ってしまった。
 そこで「未来の客」獲得に向け動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設。初心者向けの登山用具解説や山で料理をする動画などを投稿、登録者数は三万四千人超に増えた。和可奈さんは「伊豆に来てくれた視聴者もいる。動画が伊豆の山への入り口となりうれしい」と話す。
 ゲストハウス開業は、まだ認可に手続きが必要なため、先にアウトドア店を開く。翔悟さんは「二人の貯金でも何とか開ける。だが伊豆の玄関口にするならより良くしたいと、CF挑戦を決めた」と話す。
 支援は五百万円を目標にCFサイト「キャンプファイヤー」で募る。一口千円から。支援額に応じ二人からリターン(返礼)を贈る。実際に会ったときに、動画の冒頭でする「もじゃまるです!」ポーズの披露(支援額千円)や店での八千円分のお買い物券(一万円)、二人と山でご飯をつくる体験後に修善寺温泉のゲストハウスに宿泊(一万五千円、八人限定)などだ。二人は「店を拠点に魅力満載の伊豆を一緒に楽しみましょう」と呼び掛ける。

「もじゃまるです!」ポーズを披露し支援を呼び掛ける山崎翔悟さん(右)、和可奈さん夫妻


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