<山崎まゆみのようこそ!バリアフリー温泉>旅の計画 泉質編 効能さまざま 選ぶ楽しみ

2021年3月2日 07時17分
 これまでバリアフリー温泉の宿紹介や、旅の準備編をお届けしてきましたが、少し趣向を変えて、泉質で温泉を選ぶ楽しみ方をご紹介します。
 泉質は十種類に分かれています。ただ温泉はひとつとして同じものはなく、大まかな表示です。降雪・降雨量によっても源泉の状態は変化します。さらに泉質によって効果効能は大きく異なります。高齢者や身体の不自由な方は末端冷え性を抱えているとよく聞きます。そうした症状の方は身体を温める効果の高い泉質を選ぶといいでしょう。

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 入浴中の温熱効果に加え、保温と保湿効果が期待できるのが「塩化物泉」です。例えば新潟県安田温泉「やすらぎ」は、バリアフリー対応の客室を備えているだけでなく、大浴場でも浴場専用車いすを利用できます=写真<1>。さらに館内ではほぼ無休で大衆演劇が開かれています。
 同じく塩化物泉では、新潟県松之山温泉「ひなの宿ちとせ」も、バリアフリー対応の客室に源泉が注がれている半露天風呂=同<2>=が付いていますし、貸切風呂もあります。

<2>

 硫黄成分が多く含まれる群馬県の草津温泉は、血行をよくする作用があるとされていますので、やはり冷え性の方にお勧めしたい泉質です。草津スカイランドホテルに貸切風呂があります。
 もし体力面に不安があり、湯アタリが心配なら、「単純温泉」などの優しい泉質がいいでしょう。例えば、静岡県・伊豆奥下田の「観音温泉」は、全体の七割がバリアフリー対応客室で、それぞれの部屋に風呂=同<3>=も付いています。飲泉もでき、温泉ミネラルウオーターも販売しています。

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 同じく単純温泉では、神奈川県箱根湯本温泉「ホテルはつはな」もお勧めです。バリアフリー対応の客室の風呂は車いすを横付けできるので、入浴しやすいです。長野県上諏訪温泉「RAKO華乃井ホテル」もお勧めです。
 化粧水のような作用があるとされている「硫酸塩泉」なら、神奈川県湯河原温泉「おんやど惠」、はいかがでしょうか。RAKO華乃井ホテル、おんやど惠はいずれも、全てバリアフリー対応のお風呂があります。
 入浴しただけで、たくさんの汗が出て、脱水症状を起こしやすくなります。入浴中に顔に汗がにじんできたら、水分不足のサイン。入浴後は、十分に水分をとって、少し休みましょう。(温泉エッセイスト)

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