米陸軍特殊部隊の元隊員と息子、ゴーン元会長の逃亡を手助けした疑いで逮捕 東京地検特捜部

2021年3月2日 11時59分
2019年12月、トルコのイスタンブール空港で防犯カメラに写ったマイケル・テイラー容疑者(中央右)(AP=共同)

2019年12月、トルコのイスタンブール空港で防犯カメラに写ったマイケル・テイラー容疑者(中央右)(AP=共同)

  • 2019年12月、トルコのイスタンブール空港で防犯カメラに写ったマイケル・テイラー容疑者(中央右)(AP=共同)
  • マイケル・テイラー容疑者ら親子を乗せたとみられる飛行機=1日、米ボストン国際空港(共同)
 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(66)のレバノン逃亡を手助けしたとされる米国人親子が、米国から日本に引き渡されたことが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部が派遣した検事が、米ボストンの空港から移送。犯人隠避の疑いで、2人を逮捕した。2日午後、日本に到着する見通し。
 2人は、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター・テイラー容疑者(28)。特捜部はゴーン被告についても、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて身柄拘束を要請しているが、レバノンから引き渡される見通しは立っていない。
 逮捕状の容疑では、両容疑者は共謀し、2019年12月29日、ゴーン被告が保釈条件で海外渡航を禁じられていると知りながら、荷物に隠してプライベートジェットに運び入れ、関西空港から不法出国するのを手助けしたとされる。
 特捜部は20年1月、マイケル、ピーター、民間軍事警備会社出身のジョージ・ザイエク(61)の3容疑者の逮捕状を取得。米司法当局が5月、日米犯罪人引渡条約に基づき親子を拘束し、日本政府が7月、米政府に引き渡しを請求したと発表していた。
 米国務省は10月に親子を日本に引き渡すことを承認したが、親子の弁護人が連邦地裁に移送の差し止めを請求。地裁は今年1月に申し立てを退け、連邦高裁と最高裁も地裁の判断を支持していた。

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