「宝飾美術館」白紙に 鎌倉市、提案事業者が辞退

2021年3月3日 06時48分
 鎌倉市は一日、野村総合研究所跡地(梶原四)の利活用について、宝飾美術館を含む複合施設建設を提案していた優先交渉権者が辞退したと発表した。新型コロナウイルスの影響で出資者の確保が困難になったためという。市は次点交渉権者に協議を申し入れ、回答を待っているという。
 市は昨年十月、福岡市の宝飾会社「アルビオンアート」を優先交渉権者に決定。既存建物を解体して複合施設を建設し、二〇二四年に開館する計画で、貸付期間は三十年間、料金は年二千二百万円だった。
 市は同社と昨年十二月に基本協定、今年三月に基本契約を締結する予定だったが、文言調整などに時間がかかり基本協定を結べない状態が続き、二月二十四日に同社が辞退届を持参した。辞退の理由を、年明けに緊急事態宣言が出たことが影響したなどと説明したという。
 市は、優先交渉権者が資格を失った場合に交渉する次点交渉権者として横浜市西区のIT関連企業「アイネット」を選定しており、二月二十五日に協議を申し入れた。同社の提案内容は企業経営に関わるため、協議に入るまで公表しないとしている。 (石原真樹)

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