<あの日から 東日本大震災10年>祭りや民俗芸能通じ福島の復興を伝える 7日まで入間で写真展

2021年3月3日 07時15分

写真展を開催した鈴木さん=入間市で

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で被災した福島県の復興の息吹を、当地の民俗芸能などから伝える写真展「福島祭祀(さいし)巡礼」が、入間市上藤沢のイオンスタイル入間二階特設会場で開かれている。七日まで。
 市在住の写真家・鈴木渉さん(68)が二〇一三〜一九年、百二十回以上現地へ通い撮影した作品の中から、「震災十年目の復興」を象徴する四十カットを選んだ。大津波のため家屋の土台だけ残された福島県いわき市の海岸で、郷土芸能「じゃんがら念仏踊り」を披露する男性たち(一三年)や、同市の仮設住宅前で同県双葉町に伝わる「前沢女宝財(おんなほうさい)踊り」の出番を待つ女性たち(一六年)などが展示されている。

「前沢女宝財踊り」の出番を待つ女性たち=入間市で

 鈴木さんは「(がれき撤去など)形に現れるものだけが復興ではない。祭りや民俗芸能の活気から、復興が進む様子を感じていただければ」と話した。新型コロナウイルス禍で昨年から活動が制限されているが、「体が動く限り、撮影を通じて被災地復交の歩みを追い続けていきたい」と意欲を見せている。
 写真展は午前九時〜午後十時(最終日は午後五時まで)。問い合わせは主催のFMチャッピー=電04(2963)6663=へ。 (加藤木信夫)

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