署名偽造のアルバイト募集「運動事務局の幹部が発注書にサイン」 愛知県知事リコール不正問題
2021年3月3日 11時46分
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡り、署名偽造のアルバイト募集に関わった名古屋市の広告関連会社の社長が「運動事務局の幹部が、バイト募集業務に関する発注書にサインし、印鑑も押した」と周囲に話していることが3日、関係者への取材で分かった。報酬約470万円は、この幹部が現金で支払ったという。幹部は取材に不正への関与を一貫して否定している。
関係者によると、広告関連会社は事務局からアルバイトを集めるよう依頼され、昨年10月19日に「スタッフ手配代行」名目で業務を受注した。社長は、幹部が目の前でサイン、押印したと話したという。
広告関連会社はその後、佐賀市内の貸会議室にアルバイトを集め、用意した名簿に基づき、他人の氏名や住所を署名簿に書き写させた。
事務局幹部は2月に入り、発注書の返還を広告関連会社に要求。会社は応じず、愛知県警に提出した。 (共同)
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