米国、5月末までに全国民のワクチン確保 接種1回型を増産へ

2021年3月3日 18時43分

2日、米ホワイトハウスで話すバイデン大統領=ゲッティ・共同

 【ワシントン=金杉貴雄】バイデン米大統領は2日の記者会見で、18歳以上の全国民の新型コロナワクチン確保を5月末までに前倒しすると明らかにした。戦時に軍需物資増産のため制定された「国防生産法」などを駆使し、1回の接種で済む米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のワクチン生産を加速するとしている。
 米人口は約3億3000万人で、18歳以上は2億5000万人超。バイデン氏は先月、必要とされる全国民分のワクチンを7月末までに確保するとしていたが、今回さらに2カ月前倒しする見通しとなった。
 接種が始まったJ&Jワクチンは、供給量が当初の想定よりも限られることが判明。増産に向け、政権の後押しで同業の米大手メルクの「ライバル協力」が決まり、政権は国防生産法で生産設備の整備を支える。
 また、バイデン氏は保育園から高校まで全教職員や保育士が月内に少なくとも1回、優先してワクチン接種を受けられるよう指示したと明かした。全米各地で学校再開が進まず、子どもたちが深刻な影響を被るとの懸念を踏まえた。

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