福島第一原発1号機原子炉への注水増へ 格納容器内の水位低下続く

2021年3月4日 21時26分
事故収束作業が進む東京電力福島第一原発。左から1号機、2号機=福島県大熊町で

事故収束作業が進む東京電力福島第一原発。左から1号機、2号機=福島県大熊町で

 東京電力は4日、事故収束作業中の福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)で、1号機原子炉格納容器内の水位が低下しているため、早ければ5日にも炉内への注水量を増やす方針を示した。一時間当たり3トンの注水量を4トンにする。
 東電によると、2月13日にあった震度6弱の地震以降、1、3号機で格納容器内の水位が60センチ以上低下。10年前の事故で損傷した部分が広がり、原子炉建屋内に漏れ出る量が増えているとみられる。
 1号機は4日時点の水位が約1メートルと推定。注水量は、底部から高さ92センチにある水位計を下回った時点で増やす。水位の監視が難しくなるためという。
 3号機は6.3メートルあった水位が約5.5メートルに下がったものの、それ以降は横ばい。損傷部分が水から露出した可能性が高い。
 メルトダウン(炉心溶融)が起きた1~3号機では炉内に溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷やすため、一時間当たり3トンの注水を継続。デブリに触れた水は高濃度汚染水となっている。(福岡範行)

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