<新型コロナ>緊急事態宣言 再延長 「しかたない」「花見客の密心配」 宿河原桜まつり2年連続中止

2021年3月6日 07時44分

二ケ領用水沿いの桜並木。開花のシーズンは花見客でにぎわう=多摩区宿河原で

 新型コロナウイルス対策で七日を期限に延長されていた緊急事態宣言の再延長が五日、決まった。花見や歓送迎会の季節にもさしかかり、市民の心配は尽きない。「宿河原桜まつり」(川崎市多摩区)の二年連続の中止を決めた主催者は「感染拡大防止のためにはしかたがない」と嘆息した。 (安田栄治)
 毎年四月の第一日曜日に開催してきた桜まつりは、地元住民らで作る「宿河原堤桜保存会」が主催。例年、国登録記念物の二ケ領用水に沿う桜並木を楽しむ人でにぎわい、地元小学生のパレードなどが行われてきた。今年は四月四日の開催だったが、二月初旬の宣言延長後に早々と中止を決定。夜間の花見客を減らすため、ちょうちんの飾り付けも取りやめた。
 それでも、三月中に開花、満開が予想される。同会の関山泰司会長(80)は「まつりを中止にした判断は正しかった。でも桜は咲く。例年より少なくなったとはいえ、去年も花見客は多かった。人出を減らすことはわれわれにはできない」と今後を心配する。
 JR南武線宿河原駅前商店会の高橋利之会長(61)=タイシン洋品店=は「小さな商店街なので宣言の延長の影響は少ないが、桜まつりは近隣の人たちも来るのでにぎわう。そのイベントが二年連続中止は寂しい。地域の祭典が早く戻ってほしい」と手を合わせる。
 多摩区子ども会連合会の大津博之会長(63)は複雑な表情を浮かべ、「子どもたちが楽しみにしていたのでかわいそうだ。でも、まつりはなくても二週間近くは花見客が集まる。宴会などで密になるのが心配だ」と話した。

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