<東日本大震災から10年 つながるつなげる>忘れない…思いよ届け 武蔵溝ノ口駅で被災地支援イベント

2021年3月6日 07時42分

被災地の復興の現状を伝える新聞記事の切り抜きなどをみる駅利用者たち=高津区のJR武蔵溝ノ口駅改札口前通路で

 東日本大震災の発生から十一日で十年。二月十三日に福島県沖を震源とする震度6強の余震があり、被災地には再び大きな不安が広がった。その被災地を支援するイベント「忘れない3・11 届けよう私たちの思い」が五日、川崎市高津区のJR武蔵溝ノ口駅改札口前の通路で行われた。
 イベントは同区内で精神的なハンディキャップを持つ人を支援しているNPO法人「ピアたちばな」などが主催し、同市内で活動する市民団体など四団体が参加して今回で九回目の開催。新型コロナウイルスの影響で人と人が密に接することがないよう被災地の生産品などの販売はやめ、写真の展示や被災地への募金やメッセージを書き込むコーナーなどを設けた。
 写真は震災直後から岩手県山田町に支援物資を届けて来たNPO法人「療育ねっとわーく川崎」(川崎市多摩区)の職員らが撮った被災地や、市民団体「フクシマを忘れない会」の高橋喜宣(きよし)理事長(66)=同市中原区=が今年二月に訪れた福島県南相馬市などの復興が続く街の様子など。
 買い物途中で立ち寄ったという高津区の主婦(54)は「十年がたち、支援する気持ちが薄れていたので、忘れないというイベントは大事。これからも続けてほしい」と募金箱に手を伸ばしていた。
 ピアたちばなの田中一昭理事(76)は「先月に大きな余震があり、震災はまだ終わっていない。忘れないという気持ちをしっかり伝えたい」と話した。 (安田栄治)

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