<新型コロナ>東京都、新目標は「療養者は10万人あたり15人、入院患者1250人」 

2021年3月6日 11時20分
緊急事態宣言再延長を受けて記者会見する東京都の小池百合子知事 =5日

緊急事態宣言再延長を受けて記者会見する東京都の小池百合子知事 =5日

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言の2週間延長が決まった5日、東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県知事はテレビ会議後、記者会見などで感染防止対策の徹底を訴えた。東京都の小池百合子知事は夜の臨時会見で「医療提供体制のステージ(逼迫ひっぱく度)をどう下げていくかが問われている」と述べ、入院患者数などが国の指標の「ステージ3」(感染急増)を脱して「ステージ2」(感染漸増)となることを目指す考えを示した。(松尾博史、中谷英樹、飯田樹与、志村彰太)

◆「新規感染3割減目標」は困難でトーンダウン

 小池知事はこれまで「7日間平均の1日あたり新規感染者数を前週比で7割(3割減)」の目標を示していたが、最近は鈍化から下げ止まり傾向で、達成は極めて困難になっている。
 この日は3割減目標を「一つの考え方」とトーンダウン。新たに、療養者数(入院者や自宅療養、宿泊療養者などの合計)を10万人あたり15人に、入院患者数を1250人とするなどの目標を示した。療養者数は5日現在で20.6人、入院患者数は1449人で、目標達成に近づいている。
 小池知事はこの目標について「感染防止の達成のための数字。目標というか、みなさんと意識として共有していく」と、国への宣言解除要請の目安とすることなどは否定した。
 感染者数が減らない状況について「都民は『(緊急事態宣言が)今も続いているんだ』ということを認識しているのか。と思うこともしばしばだ」とし、「何のためにお願いしてきたのか、目的は都民の命を守り、医療従事者の負担を緩和するためだ」と強調した。

◆千葉は入院患者週平均500人以下で解除要請、神奈川は数値目標挙げず

 医療提供体制の改善などに向けては埼玉、千葉県も目標を設定。千葉県は「解除の判断は国がするもの」(森田健作知事)として解除要請の基準にはしないが、埼玉県の大野元裕知事は「目標に一丸となって取り組みたい」として、入院患者数が1週間平均で500人以下となったなどの場合には、宣言の解除を要請するとしている。
 一方、神奈川県は数値目標は掲げなかった。黒岩祐治知事は「先行して宣言が解除されている府県と遜色ないと認識している」として、数値目標に慎重な姿勢を示した。

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