「安保理の一致した支援を」緊急会合でミャンマー担当特使が訴え 中ロの足並み揃わぬ間に死者50人超

2021年3月6日 12時17分
5日、ミャンマー・ヤンゴンで、射殺されたデモ参加者の葬儀に参列する人々(ロイター=共同)

5日、ミャンマー・ヤンゴンで、射殺されたデモ参加者の葬儀に参列する人々(ロイター=共同)

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連安全保障理事会は5日、クーデターに抗議するデモへの弾圧が続くミャンマー情勢に関する緊急会合を開いた。同国担当のブルゲナー事務総長特使が「人々の希望は安保理の一致した支援と行動にかかっている」と訴えた。今後、議長声明などの発出に向けて各国が調整を続ける。
 ブルゲナー氏は、ミャンマー国民から民主化復帰への支援などを求める嘆願を1日2000通も受け取っていると表明。安保理などが国軍政権に有効な圧力をかけられていない現状を念頭に「彼らの国連への期待は弱まっている」と強い行動を促した。
 英国のウッドワード国連大使は会合後の記者会見で、「引き続き状況を監視し、理事国が合意できる行動をとる」と述べた。実効性のある制裁決議などを採択するには、国軍との関係が深い中国やロシアの合意が必要だが、中国は積極的な介入を避ける姿勢を崩していない。
 ミャンマーでは治安当局によるデモ隊への弾圧が激化し、発砲などでこれまで50人以上が死亡している。(ニューヨーク・杉藤貴浩)

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