医療職の優先接種始まる 川崎病院で 「少し心配」「効果に期待」

2021年3月8日 06時46分

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける川崎市立川崎病院の千島美奈子看護部長(左)=川崎区で

 新型コロナウイルス感染症の重症患者を受け入れている川崎市立川崎病院(川崎区)で七日、医療従事者へのワクチン優先接種が始まった。初日は、同病院の接種対象者約千七百人のうち、医師や看護師ら三百六十人に接種を行った。
 川崎病院は、開業医や消防職員など地域の医療従事者らへの接種も担う。今後のため、この日は院内に接種のための動線をつくり、本人確認や医師の予診(問診)、接種、経過観察までの流れも確認。接種した看護師らは「痛くなくて良かった。発熱や頭痛の副反応がないかは少し心配」「自分たちのリスクを下げ、患者さんにも感染させない効果に期待したい」と話した。
 金井歳雄病院長によると、予診票の確認に時間がかかったほか、体調不良などで複数人が接種できず、ワクチンを無駄にしないよう調整したという。「ワクチンで免疫をつけて診療できるようになる。医療職に防弾チョッキを着せて、現場に向かわせてあげられるという思い」と述べた。
 同病院では妊娠中などで希望しない人を除き、対象者の93%に当たる千七百人への接種を行い、その後、地域の医療従事者らへの接種に当たる予定。ただ供給の遅れから、今は九百七十五人分しかワクチン確保の見通しが立っていないという。 (安藤恭子)

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