記者のつぶやき TOKYO発 宮崎美紀子「『T発荘』の管理人」
2021年3月10日 12時01分
新聞を手に取って、 くるっと裏返した最終面
よその新聞では番組欄になっているところが「TOKYO発」。
私が入社した時は既にこんな変なページ立てだったので、さして疑問を感じなかったが
あらためて調べると1992年2月13日に誕生していた。
なんと、今年30周年ではないか。
TOKYO発、通称「T発」は
最先端の話題の発信、見過ごされていた面白さの発見、埋もれた物語の発掘―
とデスクの引き継ぎメモに書いてあったが、正直、そんな難しいことは考えていない。
専属記者がいない上にノルマもないので、誰かの「書きたい」という気持ちで成り立っている。
最先端の話題の発信、見過ごされていた面白さの発見、埋もれた物語の発掘―
とデスクの引き継ぎメモに書いてあったが、正直、そんな難しいことは考えていない。
専属記者がいない上にノルマもないので、誰かの「書きたい」という気持ちで成り立っている。
だから紙面はカオスになる。
足立区に現れたシカが今どうしてるとか
横浜市の土偶マニアの学芸員が考案した土偶マイムとか
見出しと写真だけで笑える高尾山の「三密の道」とか
一方で戦争や防災をまじめに考える記事も載る。
足立区に現れたシカが今どうしてるとか
横浜市の土偶マニアの学芸員が考案した土偶マイムとか
見出しと写真だけで笑える高尾山の「三密の道」とか
一方で戦争や防災をまじめに考える記事も載る。
私の仕事は、T発荘の住み込み管理人といったところ。
電球が切れたら取り換え、玄関を掃除し、外敵から守る塀を修繕して
「書きたい」と手を挙げてもらえるよう住み心地を良くするしかない。
そう、私は「めぞん一刻」の響子さん・・・ちょっと違うか。
電球が切れたら取り換え、玄関を掃除し、外敵から守る塀を修繕して
「書きたい」と手を挙げてもらえるよう住み心地を良くするしかない。
そう、私は「めぞん一刻」の響子さん・・・ちょっと違うか。
※執筆記者の所属は2021年2月24日時点のものです。
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