「自分らしく働く」 しごと探しを相談 「協同労働」紹介 豊島で交流会

2021年3月10日 07時03分

協同労働の仕事を紹介したり、相談に乗ったりする交流会=豊島区で

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事を失う人が増加する中、働く人が自ら出資し、運営に携わる「協同労働」ができる職場を紹介したり、当事者同士のつながりをつくったりする「しごと探し・しごとづくり相談交流会」が六日、豊島区内で開かれた。協同労働は自分らしく働く方法として注目され、根拠法の労働者協同組合法が昨年十二月に可決、成立。二年以内の施行を目指している。
 交流会は困窮者支援団体の「反貧困ネットワーク」と「新型コロナ災害緊急アクション」、「日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)」が共催し、昨年十二月に続き二回目。生活保護を利用する人や、失業した外国人など十四人が参加した。会場には地域別にブースが設けられ、各担当者が介護や清掃、子ども関連施設の職員といった仕事内容を説明していた。
 参加者で、生活保護を利用する新宿区の男性(47)は、職場でのパワハラをきっかけにうつ病になり、六年前に失業。一日寝て過ごすだけの日もあり、社会との隔絶を感じたこともあった。「上下関係なく平等に働ける協同労働に魅力を感じた。仕事がなかなか見つからず焦っていたが、放課後デイサービスの仕事に興味を持った」と期待した。
 コロナ禍で住まいや仕事を失った人への支援活動を続ける反貧困ネットワークの瀬戸大作事務局長は、協同労働について「精神疾患や引きこもりの経験などがあっても、安心して働ける。当事者が孤立せず社会との関わりを持てるよう、就労をケアしたい」と話した。
 会場には、当事者らが交流できるコーナーも用意された。交流会は今後も継続的に開催される。 (中村真暁)

関連キーワード

PR情報