<新型コロナ>高崎市で週内にワクチン優先接種開始 医療従事者向け、確保は2割分のみ

2021年3月10日 07時14分
新型コロナウイルス(NIAID提供)

新型コロナウイルス(NIAID提供)

 高崎市内の医療機関で、医療従事者向けの新型コロナワクチンの優先接種が今週中に始まる。ただ、現時点で確保できたのは対象となる市内の医療従事者約一万一千人に対し、約二割の千九百五十人分。ワクチンの供給スケジュールも見通せず、四月以降に予定している高齢者を対象とした接種も不透明な状況だ。
 医療従事者を対象とした優先接種は、今週中に一医療機関で開始し、来月中に計二医療機関で完了する予定。だが、その後のワクチン供給のめどは示されておらず、対象者全ての接種完了は「未定」だ。
 高齢者向けのワクチンも十分な量を確保できていない。国は四月中旬から高齢者向けの接種を始める方針を示しているが、市内の高齢者約十一万人に対し、現時点で供給を見込むのは四百八十七人分だけ。供給量が足りない場合は、感染が拡大しやすい高齢者施設の入所者を先行する方針で、年齢や基礎疾患の有無などで徐々に対象を広げていくことも検討している。
 市保健予防課の担当者は「国からの情報は少なく、政府の会見を見て情報を得ている状態」と明かす。「供給されるワクチンの数や時期もはっきりせず、計画が立てられない。複数のパターンを想定して進めるしかない」と話す。
 市は約二百カ所の医療機関での接種を予定。接種に必要なクーポン券を発行し、電話やインターネットで予約を受け付ける。予約とは別に相談窓口のコールセンターも設け、移動手段のない高齢者らにはタクシーや公用車で送迎する仕組みも整える。 (安永陽祐)

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