公立高後期選抜 6570人が受験 倍率1・03倍<群馬>

2021年3月10日 07時16分
 二〇二一年度県内公立高入試の後期選抜が九日、各校で始まった。全日制を中心に六十四校の募集人員六千三百五十八人(定時制を除く)に対し、六千五百七十人が国語と数学、社会の三教科を受験した。実質倍率は過去最低の一・〇三倍(前年同期一・〇九倍)だった。
 県教育委員会によると、体調不良などで二十六人が別室で受験。十日は理科と英語の二教科がある。合格発表は十七日午前十時。 (池田知之)

◆各教科の出題傾向

 ■国語
 設問数は22問。平均点は60〜65点を見込む。説明文では哲学研究者の近内悠太さんの「世界は贈与でできている−資本主義の『すきま』を埋める倫理学」から、文学的文章では小説家寺地はるなさんの「水を縫う」から出題。古文は鎌倉時代の説話集「十訓抄」、漢文は南朝宋の劉義慶(りゅうぎけい)編の逸話集「世説新語」から出した。会話文を取り上げた問いでは、紙の本と電子書籍それぞれの利点について5人の議論を題材に扱った。
 ■数学
 設問数は27問で、平均点は約50点と想定。基礎から応用まで出題し、総合的に力を判断できる内容とした。応用問題では、二つの容器に入った牛乳の量を比率で求めるなどした。図形の問題では、二等辺三角形の作図が正しい理由の説明、三角形の合同の証明など論証や課題解決の力などを考えさせた。
 ■社会
 設問数は37問。平均点は例年並みの50〜55点を想定。図や写真、資料などを読み取って活用する力や表現する力などを試した。宮城県を例に気候や歴史、まちづくりについて知識や考えを求める地理と歴史、公民を融合した問いを出題。群馬県で出土した土器や馬具、基本的人権と暮らし、オーストラリアの移民政策や貿易相手国の推移などをテーマにした設問もあった。

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