六本木アートナイト・デジタル 次世代へ灯(とも)す映像作品 21日までオンライン

2021年3月12日 07時50分

(左上から時計回りに)公式サイトのトップ画像、東京だんご(すみふで作)、海外作品「Heyday Pile」(マシュー・ケフ作)、さえぎりさん(コメカミワークス作)

 六本木の街を舞台に夜通し繰り広げられるアートの祭典「六本木アートナイト」のスピンオフ・プロジェクト「六本木アートナイト・デジタル“RAN TV”」が、オンラインで開催されている(21日まで)。
 「〜アートナイト」は2009年からの恒例で、美術館だけでなく、商店街や公園など街全域にアート、音楽、パフォーマンスなどを展開。一昨年には一晩で延べ約80万人が訪れた一大イベント。コロナ禍で昨年は中止となったが「アートの灯を絶やさないためにも」と、今できる形で企画を打ち出した。
 約200ほど集まった公募作品から30作を採択。さらにアーカイブ等を含めた39作品を配信予定。一口に映像作品といっても、短編映画あり、アニメーションあり、音楽もダンスもパフォーマンスもありと多種多様。
 得意のジャグリングをする男をなにかと邪魔する謎の女を描く「さえぎりさん」(コメカミワークス作)、都内の特徴的な建築を創作団子で表現する「東京だんご」(すみふで作)などシュールだったり、クスッと笑えたり。30秒ほどの短い作品もあるが、5〜10分程度が多い。
 最長は約53分の「双生する音楽会」。メディアアーティストの落合陽一さんと日本フィルハーモニー交響楽団のコラボ作品。オンラインを劇場の代替手段とせず、オンラインにしかできない鑑賞体験を提示したもので、今のところ一番人気。
 総じて、今後のアートの在り方が見えてくる。 (村手久枝)
◇YouTubeチャンネル「RAN TV」で開催。視聴無料。公式サイトに作品一覧があり、リンクが貼ってある。

関連キーワード

PR情報

限定 要チェックの新着

記事一覧