変異株のスクリーニング検査増へ「急激に再拡大する可能性ある」 東京都モニタリング会議

2021年3月12日 19時33分
 東京都は12日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開き、感染再拡大を招く要因として懸念される変異株について発生状況を把握するスクリーニング検査を増やす方針を明らかにした。
 都は昨年12月以降、約2800件のスクリーニング検査を実施。12件の感染が判明した。今後は、保健所から回収する検体を増やすなどして規模を拡大。4月までに計4000件の検査を目指す。現在、都は国の目安に該当する全陽性者の10%程度の検査をしているが、その目安を上回る検査数とする。
 会議で都医師会の猪口正孝副会長は「新規陽性者数は下げ止まりの状態であり、変異株によって急激に再拡大する可能性がある。検査が(防止の)大事な武器になる」と述べた。
 一方、医療機関、高齢者施設でのクラスター(感染者集団)を防ぐため、職員や患者を対象とした定期的なスクリーニング検査を行うことも報告された。葛飾区で3月中旬にも試行し、実施地域を広げていく。
 併せて繁華街や特定の地域で感染者が急増する兆候をつかむため、飲食店の従業員や一般市民を対象とした検査を3月下旬までに始めるとした。
 会議では、都内で確保している病床を5000床(うち重症用330床)から、5048床(同332床)に増強したことも報告された。(松尾博史)

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