元秘書「違法だと思いながらやらされていた」…菅原前経産相に起訴相当

2021年3月13日 06時00分
菅原一秀前経産相と秘書がやりとりしたLINE(ライン)の記録(一部画像処理)

菅原一秀前経産相と秘書がやりとりしたLINE(ライン)の記録(一部画像処理)

  • 菅原一秀前経産相と秘書がやりとりしたLINE(ライン)の記録(一部画像処理)
 市民からなる検察審査会が菅原一秀前経済産業相を「起訴すべきだ」と議決したことについて、菅原氏から指示を受けていたという元秘書は「法に触れる行為をしていた。議決は当然だ」と冷ややかに話した。
 「私たちは違法だと思いながらやらされていた。だから、なぜ検察が不起訴にしたのか疑問だった。今度はちゃんと再捜査してほしい」。菅原氏の元秘書は12日、取材にこう求めた。
 元秘書によると、菅原氏は支援者をA~Cの3段階でランク分け。支援者が亡くなると、秘書にLINEで「香典気をつけて。2万」などと指示し、Aランクの支援者宅には「枕花、大」を届けるよう命じるなどしていたという。
 代理で香典を配ったことがあるという別の元秘書は、「選挙のため以外の何物でもない。検察の不起訴の判断はただされるべきだ」と話した。
 東京地検特捜部は、問題の寄付が27人への30万円相当にとどまるとして起訴猶予としたが、検審は絞り込みすぎだと批判。検審に審査を申し立てた男性の代理人、郷原信郎弁護士は「菅原事務所関係者から収集した証拠では、違法行為の件数も金額も大幅に上回る」と指摘する。
 ある検察幹部は「こちらが寄付と認定している以上、議決は想定の範囲内。ただ、固く絞って認定しただけで、無理に絞り込んだわけではない」と反論。別の幹部は「幅広く再捜査していきたい」と話した。(小沢慧一、三宅千智、山下葉月)

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧