賭けマージャン問題の黒川元検事長 一転、略式起訴へ

2021年3月13日 21時41分
東京高検の黒川弘務元検事長

東京高検の黒川弘務元検事長

 黒川弘務・元東京高検検事長(64)が在職中に知人の新聞記者らと賭けマージャンをしていた問題で、東京地検が賭博罪で黒川氏を略式起訴する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。地検は当初の捜査で不起訴(起訴猶予)としたが、東京第6検察審査会の「起訴相当」議決を受け再捜査し、判断を転換させることになった。
 地検が再捜査でも不起訴とすれば、検審が再び「起訴すべきだ」と議決した場合は強制起訴となり、正式裁判が開かれる可能性があった。略式起訴なら、公開の法廷で審理される可能性は極めて低くなる。
 地検は昨年7月、黒川氏が新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言下の同年4~5月、産経新聞記者2人と朝日新聞社員の計4人で4回、1000点を100円と換算する「点ピン」のレートで賭けマージャンをしたと認定した。
 その上で、参加者の間での現金のやりとりが1、2万円だったことなどから、「1日に動いた額は多額と言えず、(同年5月の)辞職や報道で社会的制裁も受けている」として4人を起訴猶予とした。
 この処分に対し検審は昨年12月、黒川氏について「検事長の職にあり、違法行為を自制し、抑止すべき立場にあった。中止することが容易なのに漫然と続け、動機や経緯に酌むべき点はない」として起訴相当と判断。記者ら3人は不起訴不当と議決した。

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