出てこい、未来の藤井二冠! コロナ禍で中止になった将棋の小学生全国大会、Twitterで有志が代替企画し無事開催 

2021年3月13日 21時33分
全国小学生棋童戦低学年の部の決勝戦で、加藤一二三・九段(右奥)が見守る中、対局する井上岳君(手前右)と尾崎篤泰君(手前左)=13日、東京都中央区の築地本願寺で

全国小学生棋童戦低学年の部の決勝戦で、加藤一二三・九段(右奥)が見守る中、対局する井上岳君(手前右)と尾崎篤泰君(手前左)=13日、東京都中央区の築地本願寺で

 新型コロナウイルスの感染拡大にくじけず、将棋に打ち込む子どもたちに全国大会出場の機会を提供しようと保護者ら有志が企画した「全国小学生棋童きどう戦」の第1回全国大会が13日、東京都中央区の築地本願寺で開かれた。低学年の部は千葉県の尾崎篤泰あつひろ君(3年)、高学年の部は新潟県の西村晃太君(6年)が制し、それぞれ初代棋童の栄冠に輝いた。

◆初代棋童は尾崎君、西村君

 棋童戦は東京都港区の会社経営の男性(41)が発案。きっかけは昨年8月末、「小学生名人戦」と並ぶタイトル戦「全国小学生倉敷王将戦」(岡山県倉敷市など主催)の中止が決まったことだった。ツイッターに「子供たちが可哀想かわいそう過ぎるので自分で将棋大会やろうかと思ってる」と投稿すると、多くの賛同があり、保護者ら有志による実行委員会が発足した。ツイッターでの呼び掛けを通じて各地で有志が立ち上がり、42都道府県で地方予選が開催された。予選の開催に至らなかった5県在住者向けには、2月にオンラインで予選を行った。

◆「将来のプロ棋士、出るのが楽しみ」

 全国大会では6~8人グループの予選リーグを行い、3連勝した児童が決勝トーナメントに進出。実行委員長の加藤一二三・九段が見守る中、真剣な表情で対局に打ち込んだ。予選リーグで敗退した児童も、交流戦で全国から集まった将棋を愛する者同士の対戦を楽しんだ。
 低学年の部で優勝した尾崎君はプロ棋士を目指しているといい、母英恵よしえさんは「コロナ禍で大会の中止が相次ぐ中、全国の将棋の強い子と対面して指せる機会はありがたい」と話した。発案者の男性は「ツイッターで開催に向けた各都道府県の動きが見えやすかったことが、反響を呼んだと思う。この大会からプロ棋士が出るのが楽しみ」と笑みを浮かべていた。(北條香子)
 ▽準優勝以下の上位入賞者は次の通り(敬称略)。
 【低学年の部】準優勝 奈良県・井上がく(3年)▽3位 愛知県・飯田啓吾(3年)
 【高学年の部】準優勝 滋賀県・松本佳大けいた(6年)▽3位 静岡県・桜井純之介(5年)

関連キーワード


おすすめ情報

囲碁将棋の新着

記事一覧