下妻市 廃止のプール「砂沼サンビーチ」 跡地利用の方向性示せず 「温泉」案も実現に疑問

2021年3月14日 12時55分

砂沼サンビーチの跡地利用について話し合う活性化協議会の会合=下妻市で

 廃止になった下妻市長塚の市営屋外プール「砂沼サンビーチ」の跡地利用について話し合う「砂沼サンビーチ跡地活性化協議会」(座長・貝島桃代筑波大准教授=建築デザイン)の第二回会合が十三日、市公民館であった。出席した地元の企業や団体の代表ら約二十人の意見集約を図ったものの、跡地利用の大きな方向性を示せなかった。
 二時間を超えた会合では、大子町や大洗町などのキャンプ場運営について報告があったほか、砂沼サンビーチ近くの温泉施設「ビアスパークしもつま」の源泉を分けて新たな温泉施設をつくる案などが示されたが、実現性に欠ける議論に終始した。
 出席者からは「方向性がはっきりしないまま、ただ集まって話しても実りあるものにならない」などの苦言も出た。
 県は本年度、跡地利用に関する調査(事業費一千万円)を実施している。調査結果の住民説明会が今月二十三日、市立図書館で開かれるため、その内容を聞いた上で、あらためて会合を持つことになった。
 砂沼サンビーチは一九七九年、県開発公社の運営でオープンし、二〇〇九年に市に無償譲渡。全盛期には年二十六万人以上の来客を誇る県西地域屈指のレジャースポットだったが、入場者の減少や施設の老朽化を踏まえ、一八年十二月に菊池博市長が同年度限りでの廃止を発表した。
 協議会は住民グループ「新・砂沼サンビーチがある私たちの未来を考える会」が呼び掛け、今年一月に発足。二月に初会合を開いた。 (宮尾幹成)

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