県内初、養鶏場で鳥インフル 関係者「ついに来たか」

2021年3月16日 07時15分

防疫作業に当たる県職員ら(県提供)

 「ついにここまで来てしまったか」
 芳賀町で十三日、養鶏場では栃木県内初の高病原性鳥インフルエンザの鶏が確認された。今季に入り野鳥の感染確認が続き、危機感を強めていた関係者に衝撃が走った。
 関係者によると、同養鶏場で死ぬ鶏が十二日は十羽ほどだったが十三日朝には三十五羽と増加。県は「まん延すれば養鶏産業や地域経済に甚大な被害をもたらす。迅速な初動対応が重要」と、同日午後十時に県の遺伝子検査で高病原性と判明すると同時に八万三千羽の殺処分を始めた。県職員らが昼夜を通して作業に当たり、十五日午前七時すぎには殺処分を終えた。十九日までに埋却と鶏舎の消毒も終える見込みだ。
 十三日夜に記者会見した福田富一知事は「衛生管理の徹底を呼び掛け、養鶏場の緊急消毒をしてきた中での発生で、衝撃を受けている」と述べた。
 大田原市で養鶏場を営む磯ケ谷正徳さん(62)は「いつどこで発生してもおかしくないと危機感を持っていた。拡大しないようできる対策をしていきたい」とし「消費者は正確な情報を基に冷静に行動してほしい」と願った。

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