パートナー制「安心感得た」 埼玉県内自治体8番目 上尾市が開始

2021年3月17日 07時41分

受領証を持つ2人=上尾市役所で

 上尾市で十六日、性的少数者(LGBT)のカップルを自治体が公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」が始まった。県内の自治体では八番目。第一号のカップルが午前九時ごろ市庁舎を訪れ、宣誓書に署名し、市が用意した受領証を受け取った。
 第一号は市内に住む会社員(28)とアルバイト(24)の二人。畠山稔市長は「市もいろいろな方が暮らしやすい街にしていくので頑張って」と激励し、二人は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。
 二人は六年ほど前から同居し、昨年一月に一方の出身地の上尾市に転入した。以前に住んでいた東京都内の自治体には宣誓制度がなく、上尾市が制度を始めることを会員制交流サイト(SNS)で知って、すぐに申し込んだ。
 家族も祝福しており、二人は「宣誓は自然な流れだった。現状では受領証があることで何か得られるわけではなく、病院などで提示するのも先の話だと思うが、『いつでも出せる』という安心感があり、すごくいい」と喜ぶ。
 二人は将来的に出産なども視野に入れており、「(LGBTなどのカップルの子どもを公的に認める)ファミリーシップ制度も広がり、市や国が動いてくれれば」と話した。 (前田朋子)

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