柏出身3人目スピード昇進 琴勝峰関が新入幕 「練習積み、けがに強い体つくって」

2020年4月28日 02時00分

大相撲夏場所の番付表で、自らのしこ名を指さす新入幕の琴勝峰関=松戸市で

 大相撲夏場所の番付が二十七日発表され、柏市出身の十両力士・琴勝峰(ことしょうほう)関(20)=佐渡ケ嶽部屋=が新入幕を決めた。同市出身の幕内力士は、昭和末期に活躍した元関脇の麒麟児(きりんじ)関、先の春場所で敢闘賞を獲得した現役の隆の勝関(25)=千賀ノ浦部屋=に続いて三人目。 (堀場達)
 琴勝峰関は、市内の小中学校を卒業後、相撲の強豪校として知られる埼玉栄高校(さいたま市)を経て、佐渡ケ嶽部屋に入門した。それから二年足らずの昨年九月、角界で「一人前」とみなされる十両に昇進。春場所では十二勝三敗の好成績を残し、十両優勝した。身長一九一センチ、体重一六五キロの恵まれた体格を生かし、力強い取り口を展開する。
 柏駅近くで飲食店を営む両親の手計(てばかり)学さん(55)、カツ江さん(52)には、同日朝、佐渡ケ嶽親方から、電話で朗報が伝えられた。カツ江さんは「すごくうれしい。でも順調すぎて怖い面もある」と、息子のスピード昇進にやや不安を抱き、親心を吐露した。
 「とにかくけがが心配。今は新型コロナウイルス対策で、ぶつかり稽古(げいこ)ができないそうです。こんな時こそ、しっかり基礎練習を積み、けがに強い体をつくってほしい」
 琴勝峰関は、幼稚園児で市内の「柏相撲少年団」に入団し、中学生まで稽古に励んで、相撲の基礎を学んだ。代表の永井明慶さん(37)は「もの静かなタイプで、学業成績がよかった。考える力と集中力があり、それを勝負に生かせている面があると思う」と話す。元団員の現役幕内力士は、ほかに隆の勝関、琴ノ若関=松戸市出身、佐渡ケ嶽部屋=がいる。
 市内在住の大相撲ファンで「琴勝峰応援団」のフェイスブックグループを主宰する熊谷正宏さん(72)は、A3判の台紙に祝賀の「相撲字」を書き入れた=写真。「地元ゆかりの力士の活躍はうれしい」と喜ぶ。

関連キーワード


おすすめ情報

千葉の新着

記事一覧