ありそうでなかった「白」登場 避難所の段ボールパーテーション

2021年3月17日 14時00分

白い段ボールパーテーションの「マム・ウォール」

 災害時の避難所でプライバシーを守る「段ボールパーテーション」に白色が登場した。空間作りのプロが生み出した、ありそうでなかったアイデア品。災害時にとどまらず、コロナ禍での日常でも役立つと注目されている。

◆工具不要、5分で完成

 企画したのは、展示会の演出などを手掛けるサンアート・クリエイト(葛飾区)。「本来の段ボール色だと空間が重苦しくなる。安心感や清潔さを出したかった」と岡卓司社長(62)は狙いを語る。
 パーツは全て段ボール製で、組み立てに工具は必要ない。壁になるパーツをジョイント部品でつなぎ、5分もあれば完成する。壁の高さは1・8㍍あり、付属のカーテンを取り付けると個室のように過ごせる。

◆自分だけのテレワーク空間も作れそう

 1人用と4人用があり、連結も可能。商品名は「守る壁(まもぉ~るかべ)」の願いを込めて「マム・ウォール」と名付けた。設計と製作は、同じ葛飾区で段ボールなどの梱包資材を長年製造している丸正製函が協力した。価格は2万7500円(税込み)から。
 コロナワクチンの接種会場で待機スペースとして使いたいと興味を示す自治体も出てきている。自宅でテレワーク空間を作ったり、イベント会場で授乳スペースを設けたりするのにも需要を見込んでおり、1人用をさらにコンパクトにした新商品も準備を進めている。(加藤健太)

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