読み上げます「上野三碑かるた」 高崎市など無料アプリ

2021年3月23日 07時29分
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された、高崎市の古代石碑群「上野三碑(こうずけさんぴ)」にちなむ「上野三碑かるた」のスマートフォンやタブレット端末向け読み上げアプリが完成した=写真。アプリは無料で、読み手がいなくてもかるたを楽しめる。
 かるたは上野三碑の魅力発信を目的に、高崎市や県、民間団体などでつくる「上野三碑普及推進会議」が昨年三月に作製。四十四枚の読み札があり、上野三碑に関連する史跡や人物、出来事などが詠まれている。五千部を用意し、県内の小中高や特別支援学校などに配布し、県内の書店でも八百八十円(税込み)で購入できる。
 かるたは通常、読み手を含め三人が必要だが「親子など二人でも遊べないか」との声が推進会議に寄せられ、アプリを作製した。アプリは毎回ランダムに札を読み上げ、間隔も調整できる。iPhone、アンドロイドに対応する。多胡碑文に多胡郡ができた日として刻まれる「和銅四年三月九日」にちなみ、九日から利用できるようにした。
 推進会議事務局の市教委文化財保護課は「読み手が不要なので、新型コロナウイルス対策としても活用してほしい」と話している。
 上野三碑は高崎市南部地域にある飛鳥・奈良時代に建立された山上碑、多胡碑、金井沢碑の総称。二〇一七年に世界の記憶に登録された。 (安永陽祐)

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