福島第一原発、聖火リレーに合わせ4日間一部作業見合わせ 汚染土搬入も限定的に

2021年3月25日 18時32分
事故から10年の東京電力福島第一原発=福島県大熊町で、本社ヘリ「おおづる」から

事故から10年の東京電力福島第一原発=福島県大熊町で、本社ヘリ「おおづる」から

 福島県内での聖火リレーに合わせ、東京電力は24~27日に福島第一原発での一部作業を見合わせる。溶接やバーナーなど火を使う作業や、放射性物質を含むほこりが舞う恐れのあるがれき撤去を原則中断。東電の広報担当者は「トラブル発生などの社会的影響を考慮した」と話した。
 福島第一では1日約4000人が働く。ある作業員は「高所作業もできない。五輪期間中も同じだろう。大事な作業がめじろ押しなのに影響が大きい」と漏らす。
 環境省も25日、原発周辺にある中間貯蔵施設への汚染土搬入を全面的に見合わせた。県内各地の除染で出た汚染土が大型トラックで運び込まれており、福島地方環境事務所の担当者は「聖火リレーによる交通規制で円滑な輸送がしづらいため」と説明。26、27両日もリレーが実施される自治体からの搬入を見合わせる。(片山夏子、福岡範行)

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