選択的夫婦別姓の早期実現目指す 自民が議連発足、野田氏や岸田氏ら100人以上が参加

2021年3月25日 19時03分
 選択的夫婦別姓(別氏)制度の早期実現を目指す自民党の有志議員が25日、国会内で議員連盟の設立総会を開いた。議連によると、100人以上が参加を表明。夫婦同姓を規定する現行民法の改正などを念頭に法整備を目指す。党内では夫婦別姓に慎重な立場の議員も近く、旧姓使用の拡大を目指す議連を発足させる予定で、夫婦の姓を巡る党内議論が今後活発化する。

「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」設立総会の冒頭、これまでの経緯について話す呼び掛け人の浜田靖一会長(中央)

 選択的夫婦別姓の早期実現を目指す議連には、野田聖子幹事長代行や岸田文雄元外相らが参加。設立趣意書では「夫婦同氏を強制する現行制度は、個人の尊厳を確保する形での見直しが不可欠だ」と指摘した。
 25日の総会では、会長の浜田靖一元防衛相が、党が近くこの問題を議論するワーキングチームを発足させることに触れて「これだけの人数がいると示すことが重要だ。早々に結論が出るとは思っていない。党内でしっかり主張しながら、実現に向け努力したい」と述べた。出席者からは「(党内で)対立せず、冷静に穏やかな議論をしたい」などの意見が出た。

◆中曽根氏ら反対派議連も近く発足

 一方、夫婦別姓に反対する中曽根弘文元外相ら有志議員は4月1日に設立総会を開催予定。旧姓使用の拡大を図ることで、夫婦別姓の導入を認めない構えだ。
 夫婦の姓を巡る問題では、自民党内の反対派に配慮し、政府が昨年末、第5次男女共同参画基本計画から「選択的夫婦別氏制度」の文言を削除。賛成派の議連は「長年の議論で象徴的に使われてきた」として、議連の名称に取り入れたという。(柚木まり)

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