お花見 密避けて 横浜の名所 催し中止や看板

2021年3月26日 06時55分

ライトアップされた大岡川沿いの桜=横浜市中区で

 横浜市内で桜が見ごろを迎えている。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言は解除されたが、再拡大を防ぐため、関係者や自治体は宴会の自粛を呼び掛けた上で、密を避けながら花見を楽しめるように対策を進めている。 (酒井翔平)
 中区や南区などを流れる大岡川は川沿い八・五キロに八百本のソメイヨシノなどが並び、市内屈指の名所として知られる。
 南区側では、地元商店街や区などでつくる実行委員会が二十六日〜四月十一日に「南区桜まつり」を開く。恒例のステージイベントや露店の出店を取りやめ、ライトアップとぼんぼりの点灯のみ。区間は半分の三キロに、実施期間は金、土、日曜日の夜間に限定した。
 区の担当者は「昨年は全面的に中止にしたが、今年は地元の要望もあり、実施を決めた。密集を避けるため、宴会は控えてほしい」と呼び掛けた。
 中区側では、昨年に続き「大岡川桜まつり」を行わないが、日ノ出町駅前商店会が独自に長者橋などでライトアップをしている。四月四日にはフォークバンドがクルーズ船に乗って、川を往来しながら演奏を披露する企画も予定している。
 高橋洋一会長(68)は「例年は大勢の人が訪れ、地域のにぎわいにつながっていた。少しでも花見を楽しんでもらい、収束後にも足を運んでほしい」と語った。
 中、南区役所は自宅でも花見が楽しめるように特設サイトを開設した。職員が撮影した大岡川の桜の写真を随時掲載している。

県立三ツ池公園に設置された宴会自粛を求める看板=横浜市鶴見区で

 また、日本さくら名所百選に選ばれた県立三ツ池公園(鶴見区)では、園内各所に宴会の自粛を求める看板が置かれた。友人と訪れていた男子大学生(23)は「緊急事態宣言が解除されたので、気晴らしのためにきた。今年は桜を見たらすぐに帰る」と話した。
 県は、塚山公園(横須賀市)など、ほかの県立十六公園にも同様の掲示板を設置した。パトロールも実施し、宴会している人を見つけた場合は自粛を求める。

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