複数のボートレーサー、給付金不正受給か フライングなどの出場停止期間をコロナ減収と偽り 競馬界から飛び火
2021年3月27日 18時58分
新型コロナウイルスの影響を受けた個人事業主に最大100万円を支給する国の持続化給付金を、複数のボートレーサーが不正受給していた疑いがあることが27日、関係者への取材で分かった。フライングなどの違反による出場停止期間の収入減を、コロナの影響と偽って申請した可能性がある。
◆昨年7月には疑惑を把握、競馬界の不祥事で調査開始
日本モーターボート選手会は遅くとも昨年7月には疑惑を把握。詐欺罪に当たる可能性があるとレーサーに警告したが調査はしていなかった。しかし今月、競馬界で騎手ら約160人の不適切受給が判明。これを受け競技を所管する国土交通省から対応を求められ、ようやく調査を始めた。
競技運営を担う日本モーターボート競走会などによると、レーサーは約1600人いる。収入は日当や各種手当、賞金があり平均年収は約1600万円。個人事業主で確定申告している。
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