ロシアがミャンマークーデターを軍事的後押し 国防次官が国軍司令官と会談
2021年3月27日 21時07分
【モスクワ=小柳悠志】ロシアのフォミン国防次官は26日、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官と会談し、両国が「軍事分野における互恵関係の発展」として軍事協力を深めることで一致した。インタファクス通信が伝えた。
フォミン氏は国軍記念日の式典に合わせてミャンマーを訪問。会談でミャンマーは「東南アジアとアジア太平洋地域における、ロシアの戦略的なパートナー」と表現。総司令官は式典で「ロシアは真の友好国だ」とたたえた。フォミン氏は、昨年9月にあったロシア軍の国際軍事演習で、参加したミャンマー国軍や中国人民解放軍などの取りまとめ役を担った。
ロシアはミャンマー情勢では事態の沈静化を呼び掛ける一方、制裁強化には反対して国軍の後ろ盾になるそぶりを見せている。ロシアのショイグ国防相は、クーデターが発生する1週間前にミャンマーを訪問、無人偵察機やミサイルの供給契約を結んだ。
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