「どうか母国を助けて」ミスコン・ミャンマー代表、最終審査のスピーチで涙の訴え

2021年3月29日 11時34分
 【バンコク=岩崎健太朗】国軍による市民への弾圧が続くミャンマーの女子大学生が、隣国タイ・バンコクで開かれた世界最大規模のミスコンテスト「ミス・グランド・インターナショナル」にミャンマー代表として出場し、「どうか世界の皆さん、ミャンマーを助けてください」と涙ながらに訴えた。

タイ・バンコクで27日、ミスコンテストのステージから、国軍の弾圧を受ける市民への支援を訴えるミャンマー代表のハンレイさん=岩崎健太朗撮影

 学生はヤンゴン大に通うハンレイさん(22)。最終審査があった27日にスピーチの機会を与えられ「私がこのステージに立っている間にも、愛する母国で大勢が亡くなっている。世界中の市民は平和を望んでいるのに、指導者は利己的な権力を使うべきではない」と声を震わせると、会場から激励の拍手を受けた。この日は国軍の弾圧で100人以上が犠牲となり、2月1日のクーデター以降最悪となった。
 インスタグラムに「同じ大学の学生も拘束された。今や話す自由もない」などと投稿してきたハンレイさんは「自分の国のことを話すのは正しいこと。怖くはない」と語った。空港が閉鎖されているためすぐには帰国できないという。
 ミャンマーでは俳優や歌手、映画監督ら著名人が抗議デモに参加したほか、不服従運動の職務放棄で収入が途絶えた市民らを支援。国軍から「抗議への参加をあおった」として手配され、身を隠しているケースも多い。

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