「全て無罪だ」衆院議員・秋元被告、IR汚職事件で初公判

2021年3月29日 14時03分

秋元司被告

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた衆院議員秋元司被告(49)=自民党を離党、東京15区=の初公判が29日、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)であり、「全ての事件で無罪だ」と主張した。
 安倍晋三政権が「成長戦略の柱」と位置づけていたIRを巡り、当時の担当副大臣が業者から賄賂を受け取っていたかが問われる。
 検察側は冒頭陳述で、IR担当の内閣府副大臣だった秋元議員が2017年9月の衆院解散当日、中国企業「500ドットコム」の元顧問2人から、IR参入で便宜を図ってもらいたい目的と知りながら、議員会館の事務所で現金300万円を受け取ったとした。
 その上で、翌月に500コム社長から当選を祝われた際、「いろいろありがとう」とお礼を述べ、IR整備法案の検討状況を説明したと指摘。旅費負担も含めた賄賂総額は約760万円に上ると述べた。
 贈賄側に裁判でうその証言を依頼したとされる証人買収事件については、秋元議員が20年2月の保釈後、知人らに300万円の受領を否定した上で「500コム側に私と会っていないと証言させる必要がある」と持ち掛け、証人買収を依頼したとした。
 刑法上の「身分なき共犯」として秋元議員とともに収賄罪で起訴された元政策秘書の豊嶋晃弘被告(42)も、「共謀したことはありません」と無罪を主張した。

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