生活困窮者にちらしずし、ふじみ野市の有志が配布 高齢者の地域交流再開 

2021年3月30日 07時29分

作られたちらしずしは市役所で配布された=ふじみ野市役所で(市提供)

 ふじみ野市で高齢者と大学生らの有志が世代間交流する事業「ルミエール・ビバン」が、コロナ禍で中止していた活動を27日に再開。ちらしずしを作り、生活に困窮する子育て世代や1人暮らしの高齢者に配った。
 事業はNPO法人ふじみ野明るい社会づくりの会と、同市にキャンパスがある文京学院大学の学生らが2018年、実行委員会形式で始めた。19年からは東邦音楽大(川越市)の学生も参加して月1回、高齢者と一緒に食事を作ったり、ゲームをしたりして交流。1人暮らしの高齢者らの外出の機会になってきた。
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で昨年3月から活動を休止。今回は「生活に困窮する子育て世代に食を提供しよう」と、会の高齢メンバーら約10人がちらしずし60食を調理。1人暮らしの高齢者らに配ったほか、ふじみ野市福祉総合支援チームを通じて約35食を子育て世帯などの希望者に配った。
 市の担当者は「市民のこうした活動が広がることはありがたい」と話し、NPOの北沢紀史夫代表理事(79)は「感染状況をみながら、大学生の参加も検討していきたい」と語った。 (中里宏)

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