賭けマージャンの黒川元検事長に罰金20万円 東京簡裁、正式裁判は開かず

2021年3月30日 19時45分
東京高検の黒川弘務元検事長

東京高検の黒川弘務元検事長

 在職中に知人の新聞記者らと賭けマージャンをしたとして、賭博罪で略式起訴された黒川弘務・元東京高検検事長(64)に対し、東京簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。25日付。簡裁は正式裁判を開くこともできたが、書面審査だけで結論を導いた。
 市民団体などの刑事告発を受けた東京地検特捜部は昨年7月に不起訴(起訴猶予)としたが、東京第六検察審査会は12月、「検事長の職にあり、違法行為を自制し、抑止すべき立場にあった」として起訴相当と議決。特捜部は再捜査し、今月18日に一転して略式起訴していた。
 起訴状によると、黒川氏は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下の昨年4~5月、産経新聞記者2人と朝日新聞社員の計4人で4回、1000点を100円と換算する「点ピン」のレートで賭けマージャンをしたとされる。
 黒川氏を告発した市民団体の藤田高景代表(72)は「黒川氏は法を犯したことについて、国民に説明する責任がある。裁判所は公開の法廷で真相を明らかにするべきだった」と指摘した。 (小沢慧一、三宅千智)

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