「滅びる」といわれた東京都足立区でパートナーシップ制度開始 ファミリーシップは都内初

2021年4月1日 19時52分
「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓書」を提出する茂田まみこさん(左)と長村さと子さん(一部画像処理)

「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓書」を提出する茂田まみこさん(左)と長村さと子さん(一部画像処理)

 東京都足立区で1日、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に証明する「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」が始まった。初日には4組が宣誓書を提出した。カップルに子どもがいる場合、家族として証明するファミリーシップは都内で初めての導入となる。
 第1号となったのは区内在住の飲食店経営の長村ながむらさと子さん(37)と会社員の茂田もだまみこさん(40)のカップル。数年前に結婚式を挙げた。
 2人は区の施設「エル・ソフィア」(梅田7)でパートナーシップ宣誓書に署名。区職員が住民票などの書類を確認し、宣誓書を受け付けた。約1週間で本人とパートナーの名前が書かれた受領証明書とカードが発行される。
 申請を終えた長村さんと茂田さんは「足立区はカミングアウトがしにくい雰囲気があったが、関係が認められてうれしい」「自治体が応援してくれるのは、お守りになる」と笑顔を見せた。
 同区多様性社会推進課の松本令子課長は「当事者の方が安心して暮らしていけるように制度を進めていきたい」と話した。
 足立区では昨年9月、男性区議が区議会で「LGBTばかりになると足立区が滅びる」と発言。批判を浴びて、発言を謝罪し撤回した。近藤弥生区長は、当事者との意見交換を重ね、パートナーシップ制度の導入を進めてきた。(砂上麻子)

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