「嘆くより前向いた」コロナ乗り越え全国制覇、声震わせた東海大相模・門馬敬治監督

2021年4月1日 22時16分
閉会式であいさつする東海大相模・門馬監督=甲子園球場で

閉会式であいさつする東海大相模・門馬監督=甲子園球場で

 優勝決定の瞬間、両手を上げ喜んだ。「粘り、頑張り、踏ん張りでここまで来たと思うと胸がいっぱい」。優勝インタビューで声を震わせた。
 1999年に29歳で監督就任。東海大と東海大相模で監督を務め「攻撃は最大の防御」という言葉を残した故原貢氏の野球を継承し、「アグレッシブベースボール」を掲げる。今回で甲子園の優勝は春夏4度目だ。
 だが、この1年は初めてのことだらけ。新型コロナウイルスの影響で昨年3月から3カ月、全体練習できず、その後も1日の練習時間は従来の半分の2時間。グラウンドの改修工事もあった。

◆寮に住み込み家族でサポート、親子鷹で頂点

 それでも「嘆くより前を向いた」。選手たちに一層寄り添おうと、妻や元マネジャーで長女の花さんと野球部の寮に住み込んだ。冬を越え成長したナインを見て「どんな状況でも、信念を持って取り組めば目標に近づける、不可能はないと、子どもたちに教わった」と目を細める。
 長男は同高OBで東海大主将のひろ選手。この日は次男のこう選手が優勝旗を受け取った。試合後は「こんなにうれしいことはない」と親の顔を見せた。(丸山耀平)

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