外国語表記 チェック体制を 浦安市多言語検証委が報告書

2021年4月3日 07時22分

内田悦嗣市長(左)に報告書を提出する、上杉恵美委員長(中)と白木聖代副委員長=浦安市役所で

 分かりやすく、正しい外国語表記をお願いします−。浦安市が設置した「多言語表記検証委員会」が三月二十九日、報告書を内田悦嗣市長に提出した。市ホームページ(HP)や案内看板などで、英文の誤訳や外国人には分かりにくい表現が散見されることから、同委員会はチェック体制づくりなどを求めた。他自治体のHPなどでも同様に間違った表記があるため、メンバーは「この報告書を参考にしてほしい」と話している。
 自治体のHPは機械翻訳を利用することが多く、有志でつくる「日本の英語を考える会」が昨年、「浦安市もおかしな英訳がある」と指摘。これを受け市は昨年十二月、明海大学の上杉恵美教授を委員長とする同委員会を設置した。委員は、考える会のメンバーで、市国際交流協会前会長の白木聖代(まさよ)さん、浦安在住外国人会会長ら計九人。
 浦安市HPは九カ国語に対応しているが、検討作業では英語を取り上げ、看板や公共サイン、刊行物などの表記を確認。このうちHPでは外国人に必要な急病診療所や新型コロナウイルス情報など五十三件を選んだ結果、「意味は通じるが、より正しい表記が必要」が十三件、「文章として成立するが、意味が異なる」が十七件、「文章として成立していない」が二十一件などだった。
 このため改善案として、▽誰にでも分かりやすく、親しみやすい日本語で表現する▽翻訳時にはよく使う語句などをソフトに記憶させる「名詞登録機能」を活用▽在住外国人が必要な情報は、担当者らが個別のページを作成する−などを挙げた。機械翻訳後、その言語に精通した人がチェックする体制づくりも望ましいとした。
 提言書を受け取った内田市長は「国際都市として浦安には海外からも多くの人が訪れるだけに、情報提供体制の見直しにつなげたい」と話した。 (保母哲)

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