気候変動、原発問題‥‥政府への異論、控えない  コムアイさんインタビュー

2021年4月3日 19時32分
 新型コロナウイルス禍でインターネット上でのデモや署名が活発になる中、政治的な発言をする芸能人が増えている。その1人、音楽グループ「水曜日のカンパネラ」のボーカルでアーティストのコムアイさん(28)が本紙のインタビューに応じた。地球温暖化対策の強化を願いつつ、対策として原発再稼働を目指す政府には「気候変動に興味がある人に原発が必要だと思わせるのは、すごい罪だと思う」と異論を唱える。(福岡範行)

気候変動問題や音楽活動について話す「水曜日のカンパネラ」のコムアイさん=東京都港区で(由木直子撮影)

 高校時代にNGO「ピースボート」に関わり、社会問題を学んだ。原発は建設や事故対策の費用が高く、使用済み核燃料の処分先が未定で、労働者が被ばくする恐れがあることに「本当に不可解。論理的じゃない気がする」と感じていた。
 2012年に音楽活動を始めて有名になると、間違いを発信してしまうことや仕事関係者への悪影響を恐れ、発言は控えてきた。
 しかし、先が見通せないコロナ禍で「100%正しい情報を誰かが持っているわけじゃないんだな」と感じ、考えが変わった。今は対話をより大切にする。「私の考えが違うと思う人は言ってくれるし、それによって新しい視点が加わる。それでいいじゃんって」

 コムアイ 1992年生まれ、神奈川県出身。慶応大総合政策学部卒。2012年から音楽グループ「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして活躍し、17年に日本武道館でコンサートをした。19年には屋久島をテーマにした楽曲を発表。インドの古典音楽やアイヌ民族の歌も学んでいる。


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