調布陥没「ルート上の住宅撤去」 住民説明会で事業者側が初提示 対象約50軒、地盤補修後に再建

2021年4月3日 21時37分
 東京都調布市の東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネルルート上にある住宅街で陥没や空洞が生じた問題で、事業を進める東日本高速道路や国土交通省などは2、3の両日、被害を受けた住民向けの説明会を開いた。東日本高速は、地盤補修工事の対象区域にある住宅を解体・撤去し、工事後に住宅を再建する方針を示した。

2日、初めて報道陣に公開された住民説明会=調布市で

 この区域は、トンネルを掘るシールドマシンが現在停止中の場所から南へ約200メートル、幅16メートルの範囲。個別に説明を受けた住民らによると、50戸程度が対象になる。
 補修工事に伴う転居や住宅再建費用は東日本高速が全額負担し「買い取りを希望する人には個別で対応する」と説明。今後は各戸に工事に向けた測量調査の協力を依頼するとし、「速やかに工事に着手したい。工事期間中は、別の場所へ仮移転をお願いしたい」などとした。

◆「地盤状況の説明ないのに」住民反発

 住民からは「地盤状況の説明が何もないのに突然、仮移転の話が出てきて驚いた」「ここは私たちの土地。勝手にできるものではない」などと反発する声が相次いだ。
 地盤補修とは別に、シールドマシンによる振動などで生じた家屋損傷への補償や補修は別に行われるが、200軒以上の調査依頼が寄せられている。(花井勝規)

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