<望 ~都の空から>西新宿 低層部も発展する街

2021年4月4日 07時10分

ビルが立ち並ぶ東京都庁周辺=新宿区で、本社ヘリ「おおづる」から(由木直子撮影)

 上へ上へと向かい、ニョキニョキと生えるタケノコのよう−。西新宿の新宿中央公園を囲むように立ち並ぶ高層ビル群だ。圧倒的存在感の東京都庁や新宿センタービルなど、高さ200メートル超のビルも多い。ヘリコプターからはビルの窓ガラスに、公園の手前に広がる家々が映っているのが見えた。
 約60年前にできた新宿副都心計画により、開発されたエリア。淀橋浄水場を含む96ヘクタールで、当時の最先端技術を駆使したインフラが整備され、その後も進化を続けている。昨年には新宿駅の東西自由通路が開通、SOMPO美術館が移転し、新宿住友ビルのイベントスペース「三角広場」がオープンした。中央公園には都心の街を見渡せるエリア「眺望のもり」が先月22日に完成。来街者も住民も集えるよう、街は低層部でも発展を続ける。
 ビル所有会社による新宿新都心開発協議会は、地元と協力し、祭事やイベント開催で地域の魅力向上に取り組んできた。高橋康二事務局長(63)は、「ビジネスだけで街は成り立たない。人の流れを作り、歩いて楽しい街、選ばれる街を目指す」と思いを込める。 (中村真暁)

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