散る花と咲く花、鮮やか共演 サクラとヤマツツジ
2021年4月4日 07時13分
狭山市の稲荷山公園緑地保全地区で、散りゆくサクラと咲き始めたヤマツツジが鮮やかな色彩の対比をなし、訪れる人の目を楽しませている。
春先の暖かさがヤマツツジの開花を早め、まだ花弁を残しているサクラと、例年以上に見事なコラボが実現した。
ヤマツツジの足元では、県レッドデータブックで準絶滅危惧種に分類されるウラシマソウも開花。黒褐色の苞(ほう)の中から糸状に伸びたつるが途中から垂れ下がり、それを浦島太郎が釣り糸を垂れる姿に見立て、名前が付いたといわれる。複数箇所で計20株ほどが確認されている。
同地区は四季折々の花が自生することで知られ、初夏になるとヤマユリの大輪が咲き誇る。 (加藤木信夫)
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