犬吠埼灯台 国重文指定書伝達式 「灯台の価値を磨き発信していきたい」

2021年4月5日 07時29分

犬吠埼灯台の重要文化財指定書の伝達を喜ぶ関係者ら=銚子市で

 銚子市の犬吠埼灯台が国の重要文化財(建造物)であることを示す指定書の伝達式が現地であり、越川信一市長から灯台を管理運用する銚子海上保安部の樺沢均部長に手渡された。
 指定物件は灯台本体のほか旧レンズ、旧霧笛舎、旧倉庫など。灯台は高さ約三十一メートルのれんが造り二重壁構造で一八七四(明治七)年に初点灯された。地震に強い技術的に優れた構造物で、北太平洋航路のための最初の灯台としての歴史的価値も認められた。
 伝達式は三月二十二日にあり、越川市長は「灯台の価値を磨き、発信していきたい」、樺沢部長は「灯台に温かく接していただくことを願っている」、旧レンズを所有する公益社団法人燈光(とうこう)会の今井忠義専務理事は「展示公開にも力を入れる」とあいさつした。
 犬吠埼ブラントン会の仲田博史代表幹事は祝辞で「灯台とオリジナルの霧笛舎がそろったところは日本でここしかない。この立派な舞台でこれから何をどう演じるかが地域の課題となるだろう」と述べた。
 灯台の参観は、緊急事態宣言の解除を受けてこの日に再開された。朝から観光客が訪れ、担当者は「いい再スタートが切れた」と笑顔を見せた。参観時間は毎日午前八時半〜午後五時。 (小沢伸介)

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