9歳男児、迷子の4歳に「悪い者ではありませんよ」と声をかけ、保護 麻布署が感謝状

2021年4月6日 07時09分
 四歳の迷子を保護して交番に連れて行ったとして、麻布署は五日、港区立白金の丘小四年の名郷根景なごうねけい君(9つ)に感謝状を贈った=写真。同署で贈呈式があり、名郷根君は「迷子の子がお母さんと会えて、めちゃくちゃうれしかった」と話した。
 名郷根君は三月十四日午後五時半ごろ、港区の自宅前の路上に一人でいた迷子の男児(4つ)に「悪い者ではありませんよ」と声をかけ、五百メートル離れた近くの交番に連れて行った。男児は約二時間前、名郷根君の自宅から約一キロの公園で母親と一緒だったが、しかられたことから走って飛び出し、迷子になった。母親が一一〇番し、署員らが捜索していた。男児は午後六時四十分、交番で両親と再会した。けがはなかった。
 贈呈式で名郷根君は、同署の村瀬智行署長から感謝状を受け取った。署長から「優しさと勇気がないとできないこと。その気持ちを忘れないで」とねぎらわれると、「周りの大人が声をかけなかったから、自分が助けないと大ごとになってしまうと思った」と当時の心境を説明。普段から困っている人に声をかけているといい、「迷子の子に怪しまれなくてよかった」と笑顔を見せた。 (天田優里)

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