熊谷県政スタート 初登庁 「信頼される知事目指す」

2021年4月6日 07時12分

県職員から花束を受け取り、初登庁する熊谷知事=県庁で

 先月の知事選で歴代最多の約百四十万票を獲得して初当選した熊谷俊人知事(43)が五日、県庁に初登庁した。三期務めた森田健作前知事(71)から十二年ぶりのトップ交代で「県民から信頼され、その知恵や思いを結集できる知事を目指していく」と決意を示した。 (中谷秀樹)
 午前十時、熊谷知事は約百人の職員らに囲まれ初登庁。知事室に入り、大きなイスに腰を掛けると「六百三十万県民に応えられる県政を、ここから始めていく」と語った。
 就任会見では、重要課題の新型コロナウイルス対策に触れた。県内の感染状況を「下げ止まっているのは確か。東京都の緩やかな拡大状況を考えると、いずれ千葉県も感染が増加していくリスクが高い」と分析。「兆候を早めにつかみ、必要な対策を先手を打てるように準備しておきたい」と述べた。当選直後から温めてきた独自のコロナ対策は六日に開く県対策本部会議で示す。
 幹部職員四十人を集めた初の庁議も開き、県政運営の考え方を示した。会議は非公開で、熊谷知事によると「二十〜三十年後を見すえて今やらなければいけない施策にしっかりと挑戦していこう」と呼び掛けたという。
 夕方には千葉市の神谷俊一市長と知事室で会談。これまでなかった知事と市長を中心とした県市合同の「戦略会議」を新設し、県営と市営の水道事業の統合化など課題解決を図っていくことを確認した。「トップが政治的に関与しないとできない。だから今までできなかった」と森田県政との違いを強調した。全国の現職知事としては、北海道の鈴木直道知事(40)に次ぐ若さ。ベテラン県職員の一人は「百四十万票で当選した影響力は大きいが、知事選で戦った自民党県議団とどう付き合っていくか」と語った。

◆早くも独自色 知事公用車 変更へ

 熊谷知事の知事公用車について、前任の森田健作氏が乗っていたトヨタの最高級車「センチュリー」でなく、「アルファード」などのミニバンが有力であることが分かった。県によると一九八一年に就任した沼田武氏の時代から堂本暁子氏、森田氏の歴代知事は約三十年以上、センチュリーを使用したが、新しい色を打ち出すことになりそうだ。
 熊谷知事は五日、暫定的に県公用車のアルファードに乗って初登庁した。県によると、森田氏が使用したセンチュリーはリース料金が月約十九万円、アルファードは同約六万円。 (中谷秀樹)

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