コンテナ4000基の中身分からず 福島第一原発で東電ずさん管理

2021年4月6日 13時55分
福島第一原発の北側敷地には、放射性廃棄物の入ったコンテナが積まれている。この中身は細断されたボルト締め型タンク=2021年1月18日撮影

福島第一原発の北側敷地には、放射性廃棄物の入ったコンテナが積まれている。この中身は細断されたボルト締め型タンク=2021年1月18日撮影

 東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の構内で保管している放射性廃棄物が入ったコンテナ約8万5000基のうち、約4000基は中身が分からない状態にあることが分かった。東電は点検計画をつくり中身を確認する方針。4月5日の定例会見で公表した広報担当者は「中身の特定に時間がかかり、場合によって困難なものもある」と話した。
 コンテナには事故直後に出た放射線量が高いがれきや、樹脂製配管、使用済み防護服などが入っており、東電はコンテナごとに中身を記録している。だが、約4000基分は記録された中身がどのコンテナに入っているのか分からないという。

◆福島県の指摘で、東電未確認のコンテナ4基も発見

 また、東電は福島県の指摘を受け、構内で事故後の廃棄物保管用としては把握していなかったコンテナ4基を確認。鋼鉄製のコンテナ表面の線量は毎時1.5ミリシーベルトだった。中身は事故前の廃棄物とみられ、下部が腐食していたが漏えいは確認されていないという。周囲に土のうを置き、雨が降った際に汚染した水が水路に流れないようにする。
 近くの地面では3月22日、腐食したコンテナ下部から漏れ出たとみられる高線量のゲル状の塊が見つかり、東電が回収。福島県がこの現場を確認した際、コンテナ4基を見つけた。(小野沢健太)

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