【動画あり】政府、ニチイに事実関係報告を指示 フィリピン人女性の契約打ち切り問題

2021年4月7日 06時00分
家事代行業に就くため多数のフィリピン人女性を採用していたニチイ学館(本社・東京都千代田区)

家事代行業に就くため多数のフィリピン人女性を採用していたニチイ学館(本社・東京都千代田区)

 国家戦略特区で家事代行業に就くため「ニチイ学館」(東京)に採用され来日したフィリピン人女性が大量に契約更新されなかった問題を巡り、坂本哲志内閣府特命担当相は6日の参議院内閣委員会で、寮の抜き打ち調査などに関し、同社に事実関係を報告するよう求めたことを明らかにした。田村智子議員(共産)の質問に答えた。(望月衣塑子)
 田村氏は本紙の一連の報道を踏まえ「ニチイの従業員が女性たちのシェアハウスを抜き打ち訪問し、持ち物などを調べるなどして勤務態度などをチェックした」と指摘。「労働基準法に『使用者は、付属寄宿舎に寄宿する労働者の私生活の自由を侵してはならない』とある。報道内容は、私生活の平穏を侵す重大な人権侵害行為ではないか」とただした。
 これに対し、坂本担当相は「報道は承知している。仮に従業員の了解なく無断で社員寮に立ち入ったのであれば問題だ。了解があったとしても、プライバシーは保護されるべきだ」と答えた。今後、ニチイからの報告を踏まえ、必要に応じてさらなる対応を検討するとした。
 6日午後には、立憲民主党が主催したヒアリングが開かれ、同社の従業員だったフィリピン女性12人が「仕事で評価されず雇い止めになった。助けてください」と涙ながらに訴えた。同席した内閣府や厚生労働省、出入国在留管理庁の担当者らは「みなさんの声を聞いて真摯しんしに対応を考えていきたい」などと話した。

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